金子先生より高橋先生への手紙


編者注:金子達先生から高橋小一郎先生あての2007年の手紙です。このやりとりが40周年記念誌発行のきっかけになりました。ご了解の下で紹介します。

 

 誕生日おめでとうございます。
 ますますお元気でご活躍されることをお祈りします。
 ようやく少し涼しくなって来ました。もうすぐ10月だというのにこれですから、今年は異常でしたね。こういう年の紅葉はどうなんでしょうね。10月18日に上高地へ撮影バス旅行に参加する予定になっているんですが・・・。まあ晴れなければ駄目ですよね。
 このところは、大袈裟に言えば「晴耕雨読」の生活です。庭に猫の額ほどの畑を作っていて、先日ブロッコリー、カリフラワー、白菜を植えたんですが青虫にかじられてボロボロです。消毒もしたんですがさっぱりききめがありません。青虫は保護色ですから、ちょっと見ても見付けられずシャガンでじっくり見るといるんです。モンシロチョウがやって来てさかんに卵を産みつけていくので、毎日警戒しなくてはならないでしょう。
 そして、国立歴史博物館に通って文献を読んだり資料集をめくったりしています。また、山の思い出を2編書いてみました。ひとつの末尾に先生への質問を出しておきましたので、是非ともご多忙かと思いますが1編とはいわず、何編でも書いてください。先生が部報に載せた鹿教湯温泉での闘病記などは良かったです。それに第一、記憶力が抜群ですから、頭の中に残るものを書き出してください。お願いします。
 ようやく秋が始まるようですが、お身体に気をつけられますますご壮健でご活躍ください。

9月27日 金子 達

高橋先生

追伸 吉田君から葉書が届きました。先に先生にお届けした原稿を「ライダース・イン・ザ・スカイ」に載せたいということが書いてありました。それならなおさら先生からの原稿をお願いしたいものだと念じております。キビタキ小屋の前のブナの木を切った話とか、山でやったソーメン流しのこととか、お願いします。


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