朱鷺草の薄紅淡し霧の中 説明
7月7日、守門岳(1537m)に登る。6時に登山口を出発する。天候の回復が遅れまだ霧の中である。8時30分、頂上を越え花の多い大岳(1432m)に向かう。木道の脇に朱鷺草の群落を発見。守門岳で初めて見たが、霧の中で淡い薄紅色が美しく引きつけられた。
「ライダース・イン・ザ・スカイ82号 高橋小一郎先生追悼号」の私の追悼文の末尾に「朱鷺草の咲く霧の中師は逝けり」の句を載せた。追悼文を書いていたら自然に句が浮かんだものである。山と渓谷への投稿は、朱鷺草の薄紅色をとらえて別の俳句に仕立てた。
この俳句は「山と渓谷2015年12月号」俳句欄入選5句中第4句目に選定されました。
選者山田春生氏によれば、「朱鷺草の群落を発見し、それを『薄紅淡し』と捉えたのが写生である」との評でした。