底雪崩遠くに聞きて攀じゆけば雪消の尾根に岩団扇咲く 説明

4月25日、粟ヶ岳に登る。今年は平地でも4月上旬まで降雪があったが、雪の融けるのも早いようだ。昨年は5月になって満開となった岩団扇の花が、今年は4月下旬の今日満開となって私を迎えてくれた。
満開の岩団扇の花を愛でながら岩尾根を登っていると底雪崩の音が遠くで響いた。

この短歌は「山と渓谷2012年8月号」短歌欄の入選5首中の今月のベストに選定されました。
選者来嶋靖生氏によれば、「視覚と聴覚とをよく働かせた歌」との評でした。
なお「山と渓谷8月号」の実際の誌面では、「雪消」のところが「雪崩」と印刷されていますが、編集の際の誤植です。