薪爆ぜてもどる静けさ雪止まず 説明

 2月16日夜、県央工山岳部員と共に巻機山の家に宿泊した。大雪をついて19名の大部隊で膝上のラッセルをして小屋まで来た。3年生の送別合宿である。夕食後の一時、薪ストーブを囲み談笑する。一瞬話が途絶えた時、薪がバチッと爆ぜた。その後、数秒間は静けさが支配した。小屋の外の暗闇ではまだ雪が降り続いている。

この俳句は「山と渓谷2013年6月号」俳句欄入選5句中の第3句目に選定されました。
選者山田春生氏によれば、「薪が爆ぜた後に静かさが戻った時、しんしんと降る雪に気付いたのである。静から動への一瞬をとらえた佳句。」との評でした。