深き雪掘りて小暗き小屋に入り円居の榾火急ぎ熾さん 説明
2月14日、2時間のラッセルで巻機山の家に着いた。小屋周辺の今年は大雪だ。小屋入口の3m近い雪を掘り、やっと小暗い小屋の中に入った。まず明かりを灯し薪ストーブに火をおこす。太い薪に火が移れば一安心。ストーブの上で調理したり、ストーブを囲んで楽しい団欒のひとときの始まりだ。ストーブの暖かさと共に山小屋の夜を楽しもう。
3月になって、この時に同行した3年生は卒業し、齋藤、菊池両先生は新任地に行かれた。諸兄の新天地での活躍を心から願っている。
この短歌は、選者来嶋靖生氏により「山と渓谷2015年6月号」短歌欄の入選5首中第2首目に選定されました。「緊迫した内容だが、山に慣れた親しい仲間たちの楽しい談笑も聞こえてくる」との評でした。
各単語の意味は
小暗き(おぐらき);薄暗い。ほの暗い。
円居(まどい);人々が丸く並びすわること。親しく集まり合うこと。車座。
榾火(ほだび);薪の火。たき火。
熾す(おこす);火をかきたてる。火気をさかんにする。