ちんぐるま綿毛のそよぎ天高し 説明

インターハイが終わった8月下旬、県央工高の夏山合宿に同行させてもらった。前日に立山を縦走し、今日は奥大日岳に登る。チングルマはまだ花を付けたものと、花が終わり綿毛になったものと登山道をはさんでそれぞれに群生していた。残雪の多寡がわかり興味深かった。
チングルマの綿毛の群れの向こうには剱岳が天に向かい聳えていた。まだ8月下旬だが青空に浮かぶ雲はもうすっかり秋の様相だった。

この俳句は「山と渓谷2012年12月号」俳句欄の入選5句の中に選定されました。
選者山田春生氏によれば、『チングルマの綿毛が吹かれている空に剱岳を見て、思わず「天高し」とつぶやいたのが秀逸。佳句である。』との評でした。