赤岳へつづく頼みの鉄鎖取り吹雪の先の頂きを見る 説明

風雪の中での歌は後からでも詠めるが、寒さに凍えながら写真を撮る元気はもう私にはない。 1月3日夕方、天候悪化直前の行者小屋からの赤岳の写真で代用する。鎖場は右のピークの裏側にある。

2012年1月4日、風雪の中、文三郎道から赤岳に登る。頂上直下の鎖場の鎖は、風雪の時、登る方向を指示する道標の役目もする。鉄鎖を握り、もう近い頂上の方向をまつ毛にツララが下がり視野の狭まった目で探るように見つめる。もう少しの頑張りで頂上に立てるだろう。

この短歌は選者来嶋靖生氏により、「山と渓谷4月号」山の短歌欄掲載5首の中の「今月のベスト」に選定されました。「臨場感のある迫力に満ちた歌」との評でした。