新雪にしるす輪カンの軽さ愛づ 説明

1月9日、県央工山岳部の白山山行に同行させてもらった。3合目の先で、最長老の私もラッセルの先頭に立たせてもらった。先頭になった直後は軽い気持ちで粉雪に奮闘する。輪カンも軽く感じ、新雪に輪カンの跡をしるすのも楽しい。しかし10分もすると交替をお願いすることになる。悲しいことに老人の馬力は若い山岳部員の1割もない。

この俳句は「山と渓谷2016年6月号」俳句欄入選5句中第4句目に選定されました。
選者山田春生氏によれば「登山の喜びを詠んだ素直な句である」との評でした。

なお、下の句の「愛づ」は、かわいがる、いとおしむ、などの意味です。

文中、「輪カン」の「カン」は元の作品では漢字が用いられておりましたが、インターネット上に掲載するにあたり、システム上の制限によりカタカナでの表記を余儀なくされました。
正しくはこの作品の元ページに掲載されている写真と一緒に記述されている漢字での表記ですので 、ご了承ください。